ベルギー・オランダ旅行記 ⑨

              第 3日目 4月23日 アントワープ 市内観光
     
      美しい景色を堪能したブリュージュをあとに、午後からアントワープ
 アントワープは、かつて毛織物の交易で栄えたベルギー第2の都市、そして芸術の都です。
          現在は、ダイアモンドの取引の中心地として、知られています。 
           ベルギーダイアモンドという言葉をこの頃聞きますよね。 
         そして、フランドル絵画の巨匠ルーベンスが活躍した街であります。
     ルーベンスと言えば、名作「フランダースの犬」の主人公ネロが憧れる画家ですね。 

                     マルクト広場

      アントワープマルクト広場アントワープの中心にある広場は、
          ギルドハウス市庁舎に囲まれてその眺めは圧巻です。 
         ヨーロッパ最大の商業都市として繁栄した歴史を感じます。

s-2010.4.23アントワープ・マルクト広場2 s-2010.4.23アントワープ・マルクト広場6 s-2010.4.23アントワープ・市庁舎1 s-2010.4.23アントワープ・市庁舎4
ギルドハウス (左2枚) 市庁舎、ルネッサンス様式の建物で、1561年~1564年にかけて
建造されました。ひときわ目立ちます。(右2枚)  そして、市庁舎の前に建つ ブラボー像 
アントワープという地名にまつわるこんな面白いお話があります。
昔、この地方のスヘルデ川で暴れていた巨人をブラボーという英雄が倒して、
その巨人の手首を切り取って、川に投げたという伝説があります。
この像は手首を投げているかっこうをしています。
アントワープ(Antwerpen) という地名は、手(ant)を、投げる(werpen)と言う意味に由来しています。英語読みではアントワープですが、オランダ語では、アントウェルペンと言います。
そういえば、お土産屋さんに、手首の形のチョコレートとか、グッズが並んでいて、
ちょっと不気味でした。 


      s-2010.4.23アントワープ・マルクト広場3 s-2010.4.23アントワープ・マルクト広場4   アントワープ・ルーベンス
    マルクト広場にある、「フランダースの犬」の記念碑(左2枚)、英語と日本語の説明が
             書かれています。 日本のトヨタが、寄贈したそうです。
    そこに腰掛けている外国の方を見て、  「そこは、椅子ではないですよ~」なんて、
    言いたい気持ちになりました。  ちょっと悲しい・・・   あまり関心がないようですね。
    最近は、日本からの観光客がふえたので、知られてきたようですが。
    マルクト広場の近くのグルン広場に建つルーベンスの像です。(右) 
    左側に大きなノートルダム大聖堂が見えます。

                  ノートルダム大聖堂は、続きからどうぞ

 
             ノートルダム大聖堂アントワープ聖母大聖堂)
        

          s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂5 s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂11 s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂13
         世界遺産に登録されているベルギー最大のゴシック建築の教会 
   1352年に建設が始まり170年かけて完成したなんて気が遠くなりそうです。
   街のどこからでも見える高い塔は123mもあり、その大きさに言葉を失いました。
   本当は、右側にもう1つの塔を造るはずだったのですが、諸事情でとりやめになったそうです。
   日本では、名作「フランダースの犬」に、登場する教会として知られていますね。
    
   建物の外観も素晴らしいですが、教会内は、天井が高くて解放感があります。 
   正面には、ルーベンス、「聖母被昇天」があり、左右には、三連祭壇画があります。
   三連祭壇画の横には、大きなステンドグラスがあり、そこから射し込む光が
   ルーベンスの絵を照らしています。 日の光が時間帯によって変化して、
    きっと様々に見えるのでしょうね。
   月の灯かりでは、どのようにみえるのでしょうか・・・ きっと、ステキでしょうね~ 
   そんなことを考えるとワクワクしてきます。
    
   ルーベンスの大傑作といえば、この2枚の三連祭壇画    
   s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂18    s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂14     s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂17
     「キリスト昇架」         「キリスト降架」         「聖母被昇天」 
       (1610年)         (1612~1614年)      (1625年~1626年)

        主人公のネロが、一目みたいと憧れていたのが、この三連祭壇画
        パトラッシュとネロがこの絵の前で天国に召されていきます。
        大人になってもこの場面のところを読むと、目頭が熱くなります。
        何て悲しい話なんだろうと子供心に思いました。 

                どの絵も祭壇の高いところに掛けてあります。
   
             ”「キリスト昇架」は、幅6・4m、高さ4.6mであり、
             1610年においては、未曾有の大きさであった。
             この祭壇画がかなり高いところに掛けても、はっきり
             見られるようにするためであった。  この大聖堂は、
             平日は閉じられてままで、休日と祭日にのみ開かれた。
                      (アントワープ聖母大聖堂)より”

       「聖母被昇天」は、あまりよく撮れてないのですが、真ん中の赤い服の女性は、
       ルーベンスの美人の妻、イザベラだそうです。 イザベラが亡くなって、
       冷静なルーベンスは激しい感情で一杯になったそうです。
       この絵に彼女を登場させたのは、供養のためだったのだろうと言われています。
             
                 力強いルーベンスの絵を堪能しました。
          この大聖堂では、ルーベンスの絵が4点観賞できるのですが、
        上記の3枚の他 「キリストの復活」 があるのですが、写真を撮り忘れました。



         s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂19  s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂15  s-2010.4.23アントワープ・ノートルダム大聖堂20 
    絵画も素晴らしいですが、彫刻や、祭壇、ステンドグラスも、とても素晴らしいです。
       何十枚ものステンドグラスがあり、16世紀から19世紀に製作されたそうです。
       光が入って、明るくて綺麗です。(右)   天井高く描かれている絵、
       まるで天国に行かれるようです。(中) 教会の中に入ると、まず目につくのは、
       この十字架です。 天井から吊り下げられた巨大な十字架は、ルーベンス
       の絵と並んでいます。 デザインも繊細に施され、見上げると圧倒されます。
       世界で美しい十字架の1つではないかと思います。(右)

s-P1030927.jpg  s-P1030939.jpg   s-P1030946.jpg  s-P1030949.jpg
教会の売店で 「アントワープ聖母大聖堂」の本を購入、15ユーロです。もちろん日本語で
書かれているので、楽しめます。 祭壇画の後ろの扉にこの様な絵が描かれています。 
「キリスト昇架」の裏の絵 (左から3番目)      「キリスト降架」の裏の絵(右)

       s-P1030944.jpg  s-P1030942.jpg    s-P1030951_20101021152452.jpg
 「聖母被昇天」、 ルーベンスの最愛の妻イザベラ、ふっくらとして美人ですね。 (左2枚)
 「キリスト復活」の絵です。 (右) 
                         祭壇画についてはこちらから

                        次は、

    ステーン城 ・ 国立海洋博物館 
s-2010.4.23アントワープ18 s-2010.4.23アントワープ3アントワープを散策していると、こんな大きなお城が。アントワープで最も古い建物の1つ
です。13世紀の初めにつくられた市壁の一部で、1549年から1828年まで牢獄として利用
されていました。1952年以降は、国立海洋博物館として、船の模型や航海の用具などが
展示されています。アントワープは、スヘルデ川に臨む世界有数の港町なのですよね。
この博物館は、アントワープ港の近くにあり、大きいので目立ちます。


                        そして、
            アントワープの美しい街並みをご覧くださいね。      


        s-2010.4.23アントワープ1 s-2010.4.23アントワープ22 s-2010.4.23アントワープ4
           ブリュージュは中世の面影を残している街ですが、
         アントワープは、古さと新しさが、上手く調和した街だなと思います。

        s-2010.4.23アントワープ10 s-2010.4.23アントワープ12 s-2010.4.23アントワープ15 
              どこからも、ノートルダム大聖堂が見えます。

s-2010.4.23アントワープ6 s-2010.4.23アントワープ24 s-2010.4.23アントワープ11 s-2010.4.23アントワープ21
[samurai」という和食のお店、スペルもおもしろい。本屋さん、マーケットも、窓辺のお花が綺麗。


          今夜は、スカンディックホテル アントワープ に泊まります。

      s-2010.4.24スカンディックホテル10 s-2010.4.23スカンディックホテル1 s-2010.4.23スカンディックホテル2 
                 赤を基調にしたお部屋が可愛いです。

         s-2010.4.23夕食4 s-2010.4.23夕食2 s-2010.4.23夕食3
                      夕食は、ホテルで。
          具沢山の濃厚なスープ、ホワイトアスパラガスとサーモン、
          そしてデザートは、ほうずきのタルトにコーヒーか紅茶で、
          ほうずきにびっくりしましたが、これは食べられるほうずきです。
          ボリュームいっぱいのディナーでした。 どれも美味でした。

            今回も最後まで読んでくださり、有難うございます。

          明日は、ベルギーにお別れして、いよいよオランダへ向かいます。
               次回は、オランダです。 お楽しみに~




tag : アントワープ ノートルダム大聖堂 ルーベンス 三連祭壇画 ステーン城 アントワープマルクト広場  ギルドハウス ブラボー

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No title

アンさん こんばんは。

アントワープという都市名は、多分「フランダースの犬」を読んだかその後TVアニメ化された時に見たときかに聞いたという記憶だけです。

こうやってアンさんの旅行記で詳しく解説されているのを読むと、過去に読んだ物語やルーベンスの絵画、建物などいくつかの断片的な記憶や知識が繋がっていきます。
急に身近になったような感じです。

アントワープ聖母大聖堂のステンドグラスは大きな物のようで美しいですね。薄暗い教会に外側からステンドグラスを通して入る光を見ていると私のように無宗教でも何か敬虔な気持ちにさせられます。

お食事も楽しまれたようでよかったですね。



No title

e-497anneさん、こんばんは。

長い文章を、最後まで読んでくださりいつも有難うございます。
私も、アントワープは、やはり「フランダースの犬」の印象があります。
そして、ルーベンスとつながっていきます。
歴史ある教会に入ると、中の雰囲気に圧倒されてしまいます。
大聖堂では、ルーベンスの絵のほかに宗教画も見られ、
なかなか迫力があって見入ってしまいました。
そうなんです、特にチーズとパンがとてもおいしかったです。

こんばんわ^^

パトラッシュとネロが天国に召されるシーン。。
子供の頃見た世界名作劇場のアニメがとても印象的だったのを覚えています^^
実際の建物や絵画はこんなに綺麗だったんですね~。。
ステンドグラスも素晴らしいです。。。

次はいよいよオランダですか!
こちらも期待大ですね^^

No title

e-256大二郎さん、こんばんは。

いつも有難うございます
子供とみていたアニメの「フランダースの犬」から、
アントワープ、ノートルダム寺院、ルーベンスとつながってきます。
物語の中に実在する場所や絵画がでてきて、ネロとパトラッシュの実話ではないかと錯覚しました。
ルーベンスの絵は迫力があって素晴らしかったです。

次回はオランダですので、またしつこく書いてしまいそうです。
また、読んでいただければ嬉しいです。
今回も最後まで見ていただき有難うございました。

No title

ベルギーの建築物は素晴らしいですね。
圧倒されます。

アントワープという都市名は知っていたけれど
それがベルギーだとは知らなかった無知な私ですv-394
日本人のほとんどは”フランダースの犬”を知っているけれど
その土地では知名度が低いってずっと前にTVで流れていました。
ベルギーでもあの感動のアニメを放送して欲しいです。
(原作では違う種類のワンちゃんだそうです。)

私の中ではオランダ=チューリップ です。
そしてチューリップ=アンさんです。
次回 楽しみです♪

No title

v-254みずばしょうさん、こんにちは。

いつも長い文章を読んでくださり有難うございます。
「フランダースの犬」の原作者はイギリス人なので、
ベルギー人は、あんなに冷たくないなんて、ベルギーの人は思っているようですよ。
本当に、日本のアニメを見て欲しいですね。
今度は、オランダのことを、また長く書いてしまいそうです。
チューリップは、ほんとうに見事でしたので、早く見て欲しいと思います。
なるべく早くアップしたいと思いますので、また見てくださいね。

No title

いつの日かベルギーに行ってみたい 行けるのでは?
なんて思いながら写真を拝見していました。
オランダも楽しみですv-298

No title

v-521kayoさん、こんばんは。

ベルギーは、本当に素晴らしかったです。
ぜひ、訪れてみてくださいね。 
機会があったら、私もまた行きたいと思っています。
オランダは、やはりチューリップが印象深かったです。
また、しつこく写真をアップしますので、どうぞ見てくださいね。
寒くなりましたので、風邪などひきませんようにご自愛くださいませ。
長い文章を読んでくださり有難うございます。
ようこそ
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プロフィール

白髪のアン

Author:白髪のアン
神奈川県在住。
還暦をむかえた記念にブログを開設。娘に背中をポンポン押されてやっと始めました。「赤毛のアン」の世界がすきで、グリーンゲイブルズに行ってきました。いろいろな事が初心者ですのでよろしくお願いします。自然に咲く木や花が好きです。

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